介護職に転職して。

介護職に転職して。

小泉裕治




私がこの業界に転職するきっかけは妹の強い推薦でした。
元々他業種だった私は日々仕事に追われ、何より残業が嫌いな私が家に帰れず、深夜0時過ぎに帰宅するという毎日を送っていました。

…残業が極力無い仕事?

そんな仕事無いかなぁ…、自分の能力が無いのか、仕事量が多いのか、忙殺する毎日の中でぼんやりそんな事を思う毎日を過ごしていました。

ある朝、車で通勤途中に横断歩道を渡る老人を支えながら寄り添うように歩くヘルパーさんが目に入りました。
大変な仕事だよなぁ、というのが第一印象で、まさか自分がその職種に尽くとはこの時思いませんでした。

久しぶりに会った父親と妹に言われたのが「随分やつれたね」と言う一言で心配してくれていたのを覚えています。
私の性格を知っての事か、事あるごとに勧めてくるのは彼女自身も生業としている介護の仕事でした。
残業も殆ど無く安定しているし、細く永く出来る仕事。
彼女の熱弁がその日は特に印象に残り、家路につきました。

その後紆余曲折を経て土屋訪問介護に転職し、時間の使い方や休日を人並みに回せる様に出来る事となりました。
私がこの仕事で一番いいと思う事は、今日の仕事は今日終わらせる事が出来る、いや終わらせなければならいという仕事だという事だと思います。
瞬発力が必要な仕事かもしれませんが、大変充実している日々を送らせてもらっています。
この4月に妹は沖縄に移住し、向こうでも介護職に就き元気で頑張っています。
余談ですが、沖縄の老人ホームは全てシャワー浴のみらしいです。
暖かくて湯舟に浸かるという習慣が無いかららしいです。
やはり向こうの介護事業所も人手不足らしく、勤務初日に車の送迎を無茶振りされ、大変な思いをしたと笑って話しておりました。
また先日沖縄から大量のフルーツが送られてきて、どれも余り馴染みがないフルーツだったんですが、どれも美味しく甘い!
特にパッションフルーツというのが見た目は悪い(すいません)のですが、なんとも言えず甘くて感動しました。
沖縄も今この状況で観光客が閑散としているらしいですが、いつか沖縄に遊びに行って改めてあの時強く勧めてくれてありがとうの感謝の気持ちを伝えたいと思います。

訪問介護サービス
新規のご依頼はこちら

介護スタッフ
求人応募はこちら

コラム