自己紹介

田原潤

皆様、初めまして。12月に入社した田原です。

まずは私のコラムをご覧になる皆様へ私の事をお伝えしたいと思います。私の前職ですが、特別養護老人ホームと介護老人保健施設に、7年程在籍しておりました。いわゆる施設勤務と言われるタイプです。
在宅やご家族様でケアが出来ない環境の方々が生活をされる場で、住民票も施設になる方もたくさんいらっしゃいます。

私が介護の仕事に就いた経緯ですが、仕事で忙しい両親より祖父母と過ごす時間が長かったので、高齢の方と過ごす時間に抵抗感が無かった。という理由と単純に生活の為に仕事を探していて見つけた。という理由でしたので、社会に貢献や人の役に立つなど微塵も思っていませんでした。
何も知らず単純な考えで飛び込んだ介護の世界ですが、思った以上に厄介で頭の痛い世界でした。虚しい事もたくさんあり、楽しい事や悲しい事、憤慨するような事もたくさんありました。

認知症になってしまった方々の日々の手伝いはやりがいと共に人間の言わば尊厳を守る最後の砦のような環境だったと思います。
我々職員もご利用者様も手探りで毎日を手繰り寄せるような感じだったと今は思います。

ただ、施設介護だと個人が発揮できる力に限界があると感じ始めました。時間に追われ、個人個人の手伝いがしっかり行えないことも多々ありました。

そこで考え始めたのが転職でした。

訪問介護と言う概念は理解していましたが、経験も知識もなかったので正直、毎回毎回緊張の連続で、慣れそうにありません。

ご家族様やご利用者様のお宅に訪問する事がこんなに緊張する事だったとは思いませんでした。

入社時に感じていた不安などは現場を教えて下さる先輩職員の皆様のおかげで少しずつ解消されてはいますが、やはりご家族様に常に見られていると思うと勝手に背筋に力が入ってしまいます。
また、医療的ケアを行ったことが無い為、正しく行えるか不安もあり時折ネガティブな気持ちにもなったりしますが、現場で利用者様やご家族様から『ありがとう』とおっしゃって頂くとやりがいを感じています。

施設に限らず、業務で大切な報告、連絡、相談を訪問だからこそ大切にしなければならないと感じています。直接職員同士が顔を合わせない為、ご利用者様やご家族様、もしくは業務における内容をしっかり伝え、自分で判断しないように心がけて業務に勤める必要があると感じています。

正直な話をすると自分がこの、重度訪問介護という業務を最後までやり遂げれる自信はありません。
今までの業務とは多くの点が違い、戸惑っているのも事実です。
ただ、自分が限界だと感じる時までは頑張ってやっていこうと思っています。

ありがとうございました。

訪問介護サービス
新規のご依頼はこちら

介護スタッフ
求人応募はこちら

コラム