介護を始めたわけ

福永日寿美


2月入社、さいたま事業所に所属しました福永日寿美(かずみ)です。
入社前は約10年間大型トラック・マイクロバス・ハイヤーなど数社に渡り運転ばかりの仕事をしておりました。
好きな事で楽しく仕事をしておりましたが年齢&体力的に厳しくなってきたので、これを最後の転職にしようと昨年末に転職活動をはじめました。
これまで介護に関しての知識はほとんど無く、全く経験のない職を選ぶことに不安しかありませんでした。
そんな私がなぜ介護職を選んだのかを少しお話させていただきます。

私は主人を11年前に亡くしました。
体調を崩し休職して家で療養していた時、なかなか良くならない体調の事や、休んで職場に迷惑をかけている事などを気にする主人に対して、クヨクヨするな・治す事優先して退職したらいい・悩んでたら治るものも治らない!などなど。
今思えば彼の気持ちに寄り添うとは程遠い、酷い対応だったと思います。
亡くなってしばらくしてから、もう少し違うアプローチが出来なかったか?
彼が望んでいた言葉はこんなものじゃ無かったのではないか?
やり直せるならやり直したい等と後悔ばかりでした。

そんな時に仕事に必要で受講した『ユニバーサルドライバー研修』で、
身体の不自由な方の介助の仕方、車椅子の扱い、視覚障害者へのエスコート、自分自身で装具を着けての高齢者体験などを経験し、今までの自分には全く縁が無かった社会福祉というものに関心を持つようにもなりました。
同じタイミングで、私の親も今はまだ介護の必要はありませんが、これから後期高齢者と言われる年齢になりますので、その時の為にも勉強しておかなきゃいけないなぁなんて事にもやっと気が付いたのでした。

これらの事をきっかけに少しづつですが、ニュースや親を介護中の友人の話なども意識して聞くようになり、遅ればせながら今の日本では介護のマンパワーが圧倒的に不足しているという事実を知り、
こんな私でも頑張って勉強すれば少しはお役に立てる人材の一人になれるかもしれない。
近い将来の親の介護も、直接してあげられなくても知識さえあれば気持ちに寄り添える提案くらいは出来るかもしれない。
主人に寄り添ってあげられなかった反省を自身の反面教師とする事で、ご利用者様にしっかりと寄り添える介護者になりたい、と考えるようになりました。

現在は研修を挟みながら、先輩に同行してもらって二軒のご利用者様宅にて学ばせてもらってますが、医療的ケアにドキドキ、移乗が上手く出来ずモヤモヤ、何をするにもビクビク…やっぱりこの歳でチャレンジするのは無謀だったかなと少し落ち込むこともあります。
でも、せっかくユースタイルラボラトリーはこんな未経験の私にもチャンスを下さったので一日でも早く『全ての必要な人に必要なケアを』お届けできるような介護者になれるよう頑張って成長していきたいと思います。
皆さまどうぞよろしくお願いします!

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