新たな環境へ…

佐藤恭子


皆様、初めまして1月から非常勤で勤め3月から常勤として入社しました長野県所属の佐藤恭子と申します。

私は准看護師免許取得をしてから病院と施設を何箇所か勤務してきました。

施設では以前は独居で生活していたが介護が必要になり施設に入った方や、ご家族が自宅での介護が困難な方がほとんどで「家に帰りたい」と言う声は多く聞かれましたが、私達には何もしてあげる事ができず聞いてあげる事しかできませんでしたが、ご家族の話しや家の事の話しをしている時は本当に嬉しそうな顔で話されているのを見て、本当に家に帰りたいという思いが強いんだなぁと思いました。
デイサービスでは在宅の方がほとんどで、ご家族が主に支援されていて介護度によって利用できる回数も限られてしまいご家族の負担はやっぱり大きいと思います。
施設やデイサービスでの業務では医療的ケアは比較的に少なくて介護が主な業務でしたが、ご利用者様の人数も多く1人の方に時間をかける事ができず満足して頂ける看護・介護ができているのか不安になる事も多々ありました。

病院では医師が常時いて医師の指示で治療をしてと毎日忙しく医療業務をこなして時間内に終わらせなければいけない事も多くあり何十人もいる患者様の訴えに直ぐに聞いて対応してあげる事もできずにいました。そんな多忙業務のせいなのか院内でのインシデントやアクシデントは少なくなかったです。
業務には、やりがいはありましたが患者様の声に耳を傾けてあげられていない事に残念な気持ちになりました。

病院の患者さんもやっぱり帰宅願望の強い方は多かったです。患者さんご本人は退院したいけど、ご家族の方は介護体制が整っていないので入院の継続をお願いしたい、とか退院したけど結局また入院してしまうという方が多かったです。その為、そんな患者さんは医師からの退院許可が下りず入院が長引いたり、半数の方は終身の患者さんでした。
私は、このまま忙しい業務に追われて毎日を過ごしていていいのだろうか?と思い転職を考えている時に病院で一緒に働いた仲間の1人で今は土屋訪問事業所の社員です。その方から紹介して頂き、こちらの会社に入社を決めました。
入社を決めるまでは、凄く悩みました。また他の施設や病院に転職しても同じ気持ちで悩んだり落ち込んだりするんだろうなぁと、思い切って新たな環境へ身を置いてみようと思いました。
ケアを必要とする人がケアを受けることができないという問題に対して解決できる支援者の1人としてサポートできる人材でありたいと思いました。

そして、ご利用者様に対してしっかり声を聞いて寄り添える介護者でいたいです。
今までの経験を充分に活かして、分からない事もまだまだありますが、ご指導宜しくお願い致します。

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