日本では「生(誕生)」は大変喜ばれることである。
しかしながら「死(終末)」は厳かというか、暗いイメージで
高齢者の「死」に関しては本人の意思が通らない場合がある。
生まれたての子供は、意思が伝えられない分両親が察していくが、
意思の伝えられる大人(高齢者)は、支援者や医師の意見で終末を迎える。
今、話題になっている人生会議(ACP)を私たち支援者は考えていくべきだと思っている。
本人の意思をしっかりと、伝える力がある時に、周りの支援者が話し合っていく事。
また、繰り返し行うことで変化する気持ちに寄り添い、尊厳を持って「終末」を迎えられる。
高齢者支援に携わり、終末期支援は医療で行える事は少ない、と感じる。
中心となってくるのが家族、介護支援者が本人の意思や尊厳をどう医療と連携し、
その人らしい終末を迎えさせてあげられるかが課題であり、悔いのない人生を送る事と考える。