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介護のお仕事から学んだこと  正反対の考えをぶつけられ

介護のお仕事から学んだこと  正反対の考えをぶつけられ

中原 史博



僕が介護の仕事を始めて、大きく考え方が変わったきっかけは、前職のサービス付き高齢者向け住宅で勤務したことです。まず、僕は父親の転勤で小学5年生の時に兵庫県に住んでおり阪神淡路大震災を経験しました。その時、TVでは目を覆いたくなるような映像ばかりが流れていました。

そんな中、僕の気持ちの中で、何か自分にも人の役に立つ事が出来ないだろうかと思うようになりました。でも、小学生の自分には何をすれば良いかわからず生活をしていました。
そんな感じで日々生活をしており、また父親の転勤で神奈川県に引っ越しし、高校生になった夏休みに何かのきっかけで社会福祉協議会でのボランティア募集のチラシに目が止まり、自宅近くの特別養護老人ホームでボランティアとしてお手伝いをすることになりました。その体験からこれを続けていきたいと思うようになり、福祉の専門学校に。

卒業し、特別養護老人ホームに就職しました。日々の業務の中で、時間になれば食事介助、排泄介助、入浴介助、まだ眠そうにしている入居者を決められた時間に離床させる。そんな仕事をしている中で、違和感を感じて転職を考えました。そんな時に自宅近くに新しく出来たばかりのサービス付き高齢者向け住宅に転職する事を決めました。
その会社の代表は、建築家で全くもって福祉は素人の方でした。が、それだからこそ、学べだ事でした。

何で決まった時間に食事するの?
何で決まった時間にトイレやオムツ交換するの?
何で決まった曜日、時間にお風呂に連れていかれるの? 
何で転倒しないように24時間監視されているように毎日を過ごさないといけないの?

今までの介護の考えと正反対の考えをぶつけられ、衝撃でした。でも、その考えこそが当たり前の人としての普通の生活でした。介護の仕事を長くしてきた中で、高齢者を管理する事に仕事を見出してしまっていたのです。
考えが変わった事で、自分自身も気持ちが楽になり高齢者にそれまで以上に向き合えるようになりました。

そして今、ユースタイルラボラトリーに転職し訪問介護で1対1で支援する中で、この方はどんな生活がしたいんだろうと考えながら支援しています。

この気持ちをこれからも忘れずにしていきたいと思います。