介護のお仕事から学んだこと  最大の悲しみを乗り越えてきたことを武器に

介護のお仕事から学んだこと  最大の悲しみを乗り越えてきたことを武器に



2018年3月26日、最愛なる主人を末期癌で亡くした。それまで私は20年間、医療事務をしてきた。主人とは再婚同士で、私名義の家が残された。3LDKのマンションでたった一人になってしまった。

リビングから見える桜は見事で、主人も私の父も大好きな場所だ。
主人は残念ながら、桜を見ることなく病に伏せた。んー、寂しいのは当たり前だけど、主人の最後に立ち会えた事、それにはとても感謝している。

20年のキャリアがある医療事務。とは言え、家を維持できる程の稼ぎはない。この家をとても愛した主人は大工さんで、オーダーメイドばりの家具を作ってくれた。
何としても、この家を維持していこう!これが生きていく目標となったとは言ったものの、医療事務しか経験のない私に何が出来るのだろう。40歳もすぎ新しい事…。 たまたま土屋の求人を目にした時「えー??何の経験もなく、こんなに給料もらえるのか!?」、がはじめの気持ちだった。
一人で生きる、家を守りぬいていく、その為には土屋で働いてみよう、と門をたたいた。

だが、簡単な事ではなく、まったくの未経験、体交とは?オムツのあて方?すべて、すべて壁にぶちあたり、泣きながら仕事をした。
「何でできないんだろう」
「センスがない」
とも言われた。
だけど、ただただ主人と生きたこの家を守る。この気持ちだけで乗り越えてきた。何度も何度も泣き事ばかり言ってきた私を千葉事業所のマネージャー、そして常勤社員達が支えてくれた。

今まですっとぬるま湯につかっていた私。未経験が何も知らない私が人の指導をすることなんて出来ないとずっとずっと逃げてきた。

2020年、私は一人でも多くの非常勤スタッフを育てる人になりたい。
自分の人生において最大の悲しみを乗り越えてきたことを武器に人にやさしく、人の為にもっともっと上を見詰めて働いていきたい。



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