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非常時に気づく優先順位

非常時に気づく優先順位

吉次まり

2020年4月7日、日本の一部地域で「緊急事態宣言」が発動されました。
まさか新型コロナウイルスの感染がここまで大きく広がり、世界中に多くの死者を出すまでになるとは思いませんでした。

日本では感染拡大防止に向けて、何週間も活動自粛要請が出て、不要不急の外出は控える・娯楽施設・飲食店や夜のお店は更に強く営業自粛の要請が出るなど、生活に大きな影響が出てきていました。
しかし「緊急事態宣言」が出たからと言って、宣言が出る前と何か大きな差が出るかと問われれば、大きな変化はありません。ひたすら外出自粛をし、感染拡大をしないことが大事になります。
ただ覚えておかなくてはいけないのは、銀行、食品流通も交通機関も今まで通りだということです。不要不急の外出が出たから、病気が流行したからといってむやみに買い物に行かず、慌てず必要最小限の買い物や外出に留め、できる限り自宅待機をして、感染拡大を食い止めていきたいですね。

今回の新型コロナウイルスの影響により、多くの人が今まで通り生活ができなくなりました。
あっという間の出来事でした。
通学はどうなる?
休校ならその間の子供たちのお留守番はどうなる?
卒園式・卒業式は?
入園式・入学式は?
内定取り消しやリストラにあった。
飲食店含め店舗経営が苦しく生活していけるのだろうか?
リモートワークをする必要がある?

ここで一番影響があるのは、社会的弱者と言われている人達です。
お金も地位もあれば、お金で解決できることも多いかと思います。
しかし個人経営店、シングル家庭や、小さいお子様がいらっしゃる家庭は、仕事も休むことも辞めることもできません。しかし仕事に何かあると一番に影響がくるのです。
そして持病のある方、要介護家庭などは、常に気をつける必要があるし、誰かの支援を必要とします。

先日、ある方と「優先順位」について話す機会がありました。
私はその方と意見が真逆で、「優先順位をつけてしまうのは仕方がない」と考えている側の人間です。しかし勘違いして欲しくないのは“弱者は後回しにされて当然”・“弱者が後回しにされるのは仕方がない”、という意味ではありません。みんな同じ命で平等であるべきです。しかし、今回のように非常時で今にも医療が崩壊しそうな状態の時に、人工呼吸器が不足している状態だった場合、優先順位をつけなくてはいけません。それは差別ではなく、少しでも多くの人を助けるために仕方のないことだと思っています。
それが救命というものの宿命であるとも思っています。

もちろん、日常であればどんな人でも、その人らしく生きるために、総合的にサポートしあう必要があるし、社会的弱者と言われている人たちも医療も、有事を想定し対策をする必要はあると思います。

震災の時もそうですが、人間は万が一のことはなかなか考えにくい生き物なのかもしれません。
日頃から食料を備蓄、避難袋の用意、貯金をしていれば、避難ルートの確保や区市町村や国も対策を取ることができていれば、そして企業としてもリモートの仕組みを整えていれば、いざという時に影響を最小限にできたのかもしれません。
なので、災害や想定外のことが起きた時に、少しでも影響を少なくするために、少しでも多くの命が犠牲にならず、優先順位がつかないようにするためにも、現在・過去の教訓を活かすことができたらいいなと思います。



【筆者プロフィール】 吉次まり(よしつぐまり) 平成1年3月生まれ あの昭和63・64年・平成1年という奇跡の学年 骨形成不全症 1種1級 全介助 スウェーデン製の電動車椅子ユーザー。その会社のモデルも務める。 中学・高校は国立附属の特別支援学校に行くが、幼稚園・小学校・大学は普通校に通う。 大学卒業後、大手外資系にて8年半勤めるが、次第に背伸びをせず自分らしく生きたいと思い、勇気を出して退職。令和2年3月から土屋訪問介護の社員として働く。 趣味はアーティストのイベント参加と国内外旅行。パソコンや携帯などが好きすぎて家電量販店には何時間でも居られるほど。 買い替えをお考えの際はぜひお声がけ下さい! ユースタイルラボラトリー社員。