ー 全ての必要な人に、必要なケアを ー
この業界、入社してまだまだ勉強中の身ではありますが、それでも様々な利用者さんのサービスに関わる事がありました。
その中で、新しい利用者さんのご依頼のお話をさせていただけたらと思います。
私が入社して半年経つか経たないか、そんな時に当時サービス提供していた利用者Aさんのケアマネさんから、新しいご利用者さんの相談を受けました。
それはAさんのお兄様(以下Bさん)とお母様(以下Cさん)の介助依頼でした。
Aさん自身は難病を患っておりBさんの方も同じ難病。
Cさんはご高齢で認知症が進んでおり寝たきりの状態で、介助者が足りないので夜間帯の支援をお願いできないかとの相談でした。
経緯としては、弊社ではAさんの夜間帯のサービスを週1日提供しており、その最中にBさん・Cさんの介助も頼まれることが時折あったのです。
B・Cさん共に日中帯は介助サービスは利用されているものの、障害福祉サービスを利用できる支給時間の関係で、夜間帯までは充分にサービスを利用出来ず、やむなくAさんの介助中にB・Cさんのケアも行って欲しいと頼まれていたというわけです。
スタッフの負荷を考えると、1晩で3名の利用者さんのケアを行うことは厳しく、また、制度上複数の利用者さんにケアを提供する訳にはいかず、その時はお受けする事は出来ませんでした。
しかし、Aさん・ケアマネさん両者から都度窮状を訴えられる中で、どうにかしてケアを提供出来ないかと悩む日々が続きました。
大きな問題としては
・ヘルパーの確保
・サービス提供時間をどうするか
の2点があり、これを解消しないとサービスを開始は出来ないだろうなとの目算でした。
ヘルパーの確保は弊社の強みを生かし、遠方からでも勤務可能な方に力を貸していただき解決。サービス提供時間は、短い時間に区切り一晩で利用者2名のサービスを行ったり来たりする形でプランを立て、公費でまかなえないところは自費でご負担いただく形で解決しました。
私個人ではどうすればサービスの開始ができるのかといったプラン立案は難しく、上司や先輩にアドバイスを求めながら話を進めて、サービス開始まで漕ぎつけました。
これは、相談のしやすい社内の空気がとても後押ししてくれた形になり、新人サ責であっても依頼を受けていきやすい環境だと感じました。
また、遠方からでも来てくれるヘルパーの存在が、非常にありがたく心強いものでした。
業界ではヘルパー不足が叫ばれており、近隣に住んでいるヘルパーでさえ都合良く見つかる訳ではない中で、時間をかけて遠くから出向いてくれるというのは、この重度訪問介護においては特に利用者さんの在宅生活を継続していく上では重要なのではないでしょうか?
現在も一人でも多くの方にケアを提供できるように、日々活動しております。
ヘルパーをお探しの方や、周りにお困りの方がいらっしゃる方は、一度弊社にお問い合わせ下さい!