エスペランサ

雨宮寛之


人は誰でも、何度か生死をさまよう様な、ヒヤッとした経験があるでしょう。

私の場合、最初の経験は10歳の頃カブスカウトでキャンプへ行った時。
ハンモックで横になっていた友人の悪ふざけで、ハンモックで体当たりされ、逆さに落ちて後頭部を強打し目の前が真っ白に。
しばらくして遠くの明るい方で誰かが呼んでいる声がして、そっちへ手を伸ばしたら意識が戻り…

2度目は20歳の頃。
秋の少ししばれた坂道(北海道の)を、ローファーで駆け降りた際に勢いよく転び、今度こそはと必死で後頭部を守り、柔道の受け身のように背中と両手で懸命に頭を守ったものの…
首の骨の下から二番目と三番目がズレて数ミリ重なっているだけで、息はなんとか出来るが、唾すら呑み込めない事態で病院に。

「あなたこの状態でよく歩いて来れましたね、今すぐ入院してください」と言われ、レントゲンを見て、自分の首とはとても信じられないまま具合が悪いのをこらえて、「今入院すると、単位が難しいので通院にして下さい」と無理やり拝み倒し、アメフトの選手みたいなプロテクターを首と方に着けて、病院へ通うこと約一年。かろうじて治し…

3度目は30歳の頃。
原因不明で40℃の熱が一週間続きました…。
薬も全く効かず、その後一か月入院し、何が効いたか医者にもわからないまま…。
「退院して様子を見て下さい」と熱が下がっただけで家へ帰され、しばらく不安な日々を過ごし。

4度目は40歳位の頃!
高速道路を車で走行中に、左前輪がバースト。もう少しでトンネル左壁面にぶつかるギリギリで踏ん張り、両手で必死にハンドルを握ってハザードを出しながら徐々に減速。トンネルを出てすぐの回避場へ車を止め、レッカーを呼びました。

いずれも、かろうじて難を逃れてはいるものの…
人生…生きるか死ぬか、またいつ体に不調が出ても不思議じゃない
誰でも、多かれ少なかれ起こりうることだと思う。

そんな中、私も先日50歳の誕生日を迎えてしまったのですが…。

5度目の危うい思いを思いをする前に、
これからの人生いつ何があっても後悔がなるべく少ないように、
他人の為になる事を沢山やって、徳を積もうと考えたのです。

今までたまたま治る範囲の怪我などで生きてきましたが、
正直一歩間違えば、命を落としたり、障害を持った事にも成り得たと思います。

そんな風に考えてるうちにハローワークを通じて、ユースタイルラボラトリー株式会社の求人を知りました。
介護というイメージの中では、亡くなった祖母がお世話になっていたデイサービスや訪問介護の方々の献身的な仕事のイメージだけでしたが、面接時…あっ、ちなみにここでまさかの事情により、他の方とは違いオンラインではなく、事業所内にて直接責任者の原田さんにお会いしての面接をして頂き、この方と一緒に仕事ができるのであれば、全く自分にはやった事がの無い業界でもやって行けるんじゃないかと思いました。
早いもので、入社して一ヵ月あっという間でしたが、実際に利用者様とお会いして、一回の
仕事中に何か一つ笑顔を見せてもらった時の込み上げがってくる喜びが大きくとてもびっくりしました。

どんな事で喜んで頂けるかは正直まだ私には良く分かりません。
でも今のこの思いを心にこれからずっと過ごせばいつか必ず明るい未来が待っているのではないか?
いつも心に希望を忘れずに行きたいと思います。

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