2年越しのサービス開始

原田 義雄


2020年2月に脳性麻痺の男性を紹介されました。
その時はまだ世の中もコロナも走りの時期だったかと思います。

ご本人の要望として、外出支援でスポーツ観戦へ行きたいとか、
週に何度か生活介護(デイサービス)利用しているが、
連休になると入浴がご自宅では家族だけではかなり負担となり、出来ればお願いしたい。
こんな依頼であったのです。

コロナ禍の規制などで、外出は思うように叶わず、
ご本人とも少し距離が出来てしまいましたが、、、

こちらから3か月おきぐらいに連絡を取り続けて、状況の確認をしていきました。

2021年の9月ごろ直接近況を聞きにご自宅に伺いお話させていただきました。
状況は外出にも思うようには出来ず、重度訪問使うにしてもどのように使っていけばいいものか?悩まれていました。
実際ご家族様とも話をさせていただき、現状ご両親と同居されているが、
ご両親ともに年齢的にも肉体的にも、昔の様にいかなくなってきていることや
ご本人もいつまでも両親に面倒を見てもらうことに申し訳なさも感じてるようでした。

障害サービスのセルフプランをご自分で立てている方でしたが、
現状の支給量では使いたくてもなかなか使いにくいこともあり、悩んでいる様子でした。

私たちが支援に入るためには、先ずは支給量がでるかを役所にお話に行っていただき、
役所からOKがでたらご連絡くださいと、その時はそんな話で終わりました。

そこから2022年2月になり、少し支給量が取れましたとご連絡を頂きましたが、
ご本人の状況でなかなか会えない日々が続き、2022年4月にようやくお会いする時が来ました。

現在は生活介護にも行けてない。(コロナが原因だそうで)入浴も思うようには入れてないとのこと。
先ずは少しづつ慣れていくことや、入浴も含めた支援で、週1回からスタートしてみるところに着地しました。

ご家族も「土日もずっと一緒だと、ケンカしてしまう事もある。少しでも離れる時間が持てれば違ってきたりするのかも?」と仰ってました。

私たちが支援に入ることで少し負担が軽減されるかもしれません。
少しでもご家族の負担が軽減できるように支援していけるように、またご本人も今後、徐々にサービスに慣れていただき、ご両親に気兼ねなく生活が出来るようになり、
やりたいことや、出来る事を増やしていけるようになったら良いのではないかと考えています。

2022年5月、ついにサービス開始となりました!!
約2年の時を越えて、現実となり、ほっと安心しています。

訪問介護サービス
新規のご依頼はこちら

介護スタッフ
求人応募はこちら

コラム