よいヘルパー どこかが違う⁈

茂原弘子



このお題に『?』
どの位置から見てだろう?
相性!と言ったら終わってしまう。

利用者側から?
会社側から?
スタッフ間で?

見る角度でよいヘルパーの定義が変わってしまいそうで、考えてもなかなか答えが出てこない、これは難題!
とてもいいお題だと思う。

私も周りを見廻し、よいヘルパー探しをしてみました。
(スタッフ間。ヘルパーから見た、よいヘルパー)

淡々、粛々と支援し続ける…居ました!どこにでも居そうな普通のヘルパーさん。彼女達の、何が違うのか?

交代の時に見る、日報を読んで思う。
多分、誰もが凄い!と感じているでしょう。

御利用者様はASL。
病状が少しづつ少しづつ進行していく中で日々、スタッフも試行錯誤で向き合っている。他のスタッフがやっていていいところは取り入れていく、良い現場。
特に御家族が協力的か?と聞かれたら、そうでもない。
お友達ヘルパーが御利用者様の先を考えた支援に試行錯誤している現場。
スタッフが共通ノートに目を通し、文字盤、口文字に悪戦苦闘している。目の動きも悪くなり読み取りもままならない。利用者様は、きっとイライラしているだろうなと想像するしかない。

そんな良い現場のよいヘルパーさん、何処に凄さを感じるのか検証してみよう。

一見普通のヘルパー…
少しの会話にキラり、それはない。が、一旦支援に入ると『まぁ~』が5回付くくらいの仕事っぷり。もちろん、まぁ~の後にくる言葉は『凄い』

常に声かけ!視野が違う!目配り気配り!
コレでいい?
大丈夫?
コレは?
大丈夫?
はい、やるよ!
大丈夫?…

キメの細かいサービス、かと言って寄り添い過ぎてもいない。

聞いた事があった。『私も前は、寄り添い過ぎのヘルパー』だったと。
支援を続けていく内に気づかされる事があったそうで、そこから一線を引いたやれる範囲の支援に切り替えたのだと。

『自分は利用者様にとって1番のヘルパー』と過信?していたのだと。

誰でも人は、誰かの1番になりたがり、自分が1番の理解者でいること。素敵ではあるが簡単ではない。

1番でなくていい私は、マスクの奥にスマイルをかくし細く長く、嫌われる事はないが一歩づつ着実に信頼を積み重ねていきたいと思っている。(そう思ってはいても現実は厳しい…)
今回、沢山のよいヘルパーを見つけられて良かった。自分が出来ることは真似て欠点を改善しながら仕事に向き合っていきます。

そして私が出した結論は……
どんな素敵なヘルパーも、どの位置から見ようとも、

決められた支援に向かい『穴をあけない』

これなら誰もが出来る。‼️



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