介護の将来性

西川博己


私は普段デイサービス(通所介護)という分野に従事しているためここでは高齢者を対象にしたお話をさせて頂きます。

さて、ここで一つ質問ですが、皆様はどうして介護というお仕事をされていますか?

理由は様々だと思いますが、私はまったくの未経験でユースタイル に入社しました。

私が介護業界に足を踏み入れたときに、特に友人達からは(なぜ介護に?)と少し驚いたようによく質問されたことを覚えています。
どことなく介護に対する差別的なイメージなども感じられるその言葉の背景には、きつい・汚い・給料が安いという所謂3Kのイメージからきているものだと感じました。

確かに私自身も今まではそのようなイメージを持っていましたし、まだまだ介護に対する社会的な認識は良くないものかと思うと少し虚しさのようなものも感じます。

しかし、現在は介護の状況も変わりつつあります。

知っての通り日本は前例のないほどの超高齢化社会に突入しており今後ますます介護に対する需要は増していきます。

介護保険制度からの介護給付金は約10兆円と言われていますが、これが2028年には倍の20兆円になると推計されているようです。
20兆円は現在の電力業界と同規模であり、とてつもない可能性がそこにはあります。

他の業界を見渡しても、このような成長規模の業界は存在するでしょうか?

日本は世界的に見ても稀に見る、超が着くほどの高齢化社会に突入しています。
この難題にどう立ち向かうかは全世界が注目しています。
今後確実に伸びる成長産業であると同時に、全世界が高齢化社会に対しどのように対応していくのか注目する非常にホットな業界、それが介護という分野だと思います。

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