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よいヘルパー13

よいヘルパー13

綾部清香(神奈川エリアマネージャー)



【よい】にはいろんな意味がありますが、
能力が優れているのよいヘルパーを【神ヘルパー】とし、
ここで私が【よいヘルパー】と定義するものは、ヘルパーに向いている、ふさわしい人とさせていただきたいと思います。

よいヘルパーとは
①仕事にまじめに取り組める
②相手のルールを理解しようとする
③利用者様の変化(体調や気持ち)に気づける

この3つの能力を持ち合わせている人だと思います。そして、この3つ以外はもともと持ち合わせていなくてよいと思います。

①仕事にまじめに取り組める人
どんなお仕事でも必要ですが、主に重度訪問介護、医療的ケアを担う私たちにとってはなくてはならないものです。
サービス時間通りに出勤しなくては命の危険があります。相手の命とまでは言わなくても、何か事故が起きてしまうリスクが非常に高いです。
また、どんなに不器用であっても一生懸命な気持ちは相手にも周りにも必ず伝わり、それは信頼関係につながっていきます。

一番初めに上がってきそうな介護力。
どんなに介護経験があっても、相手によって障害や病気、状態はまるで違う為、利用者様が違えば介護力も0からやり直しです。
まじめに取り組む人は必ず習得することができるため、介護力ははじめから持っていなくてよいと思います。

②相手のルールを理解しようとする人
おそらくここが1番の難関です。
世の中の皆さんは自分が普通だと思って生きています。そして、利用者様も同じです。
ただし、自分の普通が相手にとっては非常識であることが多々あります。この場合、なんでこの利用者さんはこんなこと言うのだろう?と思っても解決しません。
相手の普通は、自分の中にはないものだからです。
ここに気付き、相手のルールの中で数時間過ごすことができる人は向いていると思います。

もしも、利用者様が言うことがいつも理解できないと思う人がいたら、
利用者様と自分が違うルールの下で生活していると思って相手を見直してみてください。


③利用者様の変化(体調や気持ち)に気づける人
ポイントなのは、変化に対して対応できるかどうかではなく、気づけるかどうかです。
『なんか違うな、なんか変だな。』これに気づける人はヘルパーに向いています。
相手の機嫌が悪いとき:自分の行動を振り返ってみて心当たりがあれば、謝りましょう。心当たりがなければ、それは自分ではなく他のことかもしれません。
体が自由に動かせない、たくさんの他人常に一緒にいなくてはいけない利用者様は、私たちよりも多くのストレスを抱えて生きています。100%私たちに対して笑顔で、いつもありがとうと言える人がいたらそのほうが怖いです笑
相手の体調が悪いとき:ちょっと変だなと思ったら本人に聞いてみてください。本人が答えられない、もしくは本人が大丈夫というがやはり心配だったら、担当者に連絡して指示を受けてください。そうすれば担当者はすぐに対応が必要かどうかジャッジしてくれます。
気づいてひとりで解決できなくても、気づけたことで解決につながります。気づけるかどうかがとても大事だと思います。


よいヘルパーと言って思い浮かべるのは、【神ヘルパー】ではないかと思いますが、それは、経験や努力とはまた別のものだと思います。
例えば、感性や五感が優れていたり、相手との波長がとても合ったり。
そのため、そうなれたら素晴らしいですが、目指すものではないと思っています。
神ヘルパーを目指そうとすると【都合のよいヘルパー】になってしまいがちです。

2000年に介護保険制度ができるまで、家族でやるのが当たり前だった介護。
全員がとは言いませんが、多くの人がよいヘルパーになる素質を持っていると思っています。