「去年の振り返りと今年の目標について」

成澤 雅志



 2020年の自身の掲げた目標は、「視野を拡げる事」でした。
これは、役割的に見るもの、関わる事・人が爆発的に多くなった事もあり、能動的に動いていかなければ、その流れに乗っていけない。そう思って掲げたものです。

一年を振り返ってみてどうだったか、一年の大半は目の前にある問題に対処する事でいっぱいいっぱいで、周りに目をやる事なんてできていなかったのではないかと思います。
今思えば、脳みそがショート寸前で、傍からみたら頭から常に湯気が出ていたのではないかと思えるくらいです(笑)

もう一つ、スタッフの均質化も目標に掲げていました。
こちらは現在も継続中ではありますが、自身のできる事、周りのスタッフにできる事を掛け合わせて、各々が得意とする分野でスタッフの知識や技術を上げて行ければと思っていますので、継続的に続けて参ります。

幸いユースタイルには色々な経歴を持った方が多くいらっしゃるので、それまで培った様々な知識を、介護にも応用できるようにしていきます。


・今年の目標について

 今年の目標は、引き続き「スタッフの均質化」こちらを推し進めていきます。
内容は更に深化させる予定です。
具体的には、働くという事、特に重度訪問介護で働くという事はどういう事かなど、個々の意識面について今一度再認識をしていただきたいと思っております。

報酬を受けてケアに携わっている以上全員がプロで、そこには経験者・未経験者は関係ありません。
もっと言えば、常勤・非常勤も関係ないと思います。
利用者やその家族から見たら、新入社員だろうがベテランだろうが同じ土俵で見られます。
その中で、会社としてできる事とスタッフ自身に自覚してもらう事があるので、両面からアプローチできればと考えた次第です。

また、
知識面
→制度やサービスの流れなど、主に初任者以上を所持していないスタッフ等の知識の底上げ

技術面
→重度訪問は現場単位で独自性が強く、どの現場でも対応できるスキルという意味での均質化は難しいと考えております。
同じやり方では満足していただく事が難しいので、基本的なやり方を全般的に覚えてもらいます。
特に毎週同じ利用者のケアだけだと、他のケア内容について全く経験がないスタッフもいるためです。
スタッフ自身が自信を持ているように、またキャリアアップの観点からもサポートできればと考えております。

 私が入社してからでも、土屋訪問介護の規模は飛躍的に大きくなりました。
規模が大きくなるにしたがって、その大きさに見合った期待をされる方々が多いのではないでしょうか?
その期待に応えられるよう、精進が必要だと常々感じています。
(去年も似たようなこ事を書いた気がします…)
スタッフだけではなく私自身も現在ご指摘を受ける事がございますので、まだまだ学ぶ事は多く、一緒に成長していけるように心がけて参ります。

最後になりますが、土屋訪問介護事業所の訪問の仕方は少々独特かもしれません。
通常、利用者近隣の地域にお住いのヘルパーが訪問する事が多い中で、弊社のケアはかなり離れた所からでもヘルパーが訪問に入ります。
これは、利用者からすればヘルパーが見つかりやすくなるメリットもありますが、交通に遅延が出た時などに、ヘルパーが遅れてしまったりする可能性が高いというデメリットも孕んでいます。

何かあった際、近隣に住んでいるヘルパーがいればすぐに対応できるかもしれませんが、電車で1時間の距離を来てくれているヘルパーには難しい事です。
それでも、私たちは「今」ヘルパーがおらず困っている利用者やそのご家族にケアを届けるためにこういったスタイルでケアを提供しております。
この想いを浸透させていく事も、今年の、というか今年からの目標に追加したいと思います。

長々と失礼いたしました。
本年も宜しくお願い致します。



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