目は心の扉

目は心の扉

槌屋早織




突然ですが皆さんは勉強が好きですか?

幼少期の頃、親がとても教育熱心な人達で小学校から高校卒業まで塾に通っていない日はないと言うくらい通っていました。
今だから話せますが、当時は両親に黙って塾に行かず遊んでいた日や学校でも遊んでばっかりで授業中に内職と言う名のサボりが多かったです。そのくらい勉強が大嫌いでした。

私は医療系の専門学校に通っていました。地元から上京して親の目からも離れ、余計に勉強しなくなりました。レポートも提出1時間前に慌ててやったり、いわれる小テストもテスト開始10分前に急いで勉強していたこともあってテストはほぼ全滅でした。
「本当に真面目に勉強しないと進級出来ないで留年することになるよ」
担任の言葉が、私本当にやばいんだ!どうしよう!勉強しなきゃいけない!と思わせてくれましたが、今まで勉強を積極的にしたことない私。勉強する意味なんてあるのだろうかと考え、授業の理解も出来ないまま勉強するという日々を過ごし結局単位が取れずに辞めてしまいました。
学校を辞め、だらだらと過ごしていた時にSNSでこんなものを見つけました。

勉強って「頭の中に知識を埋め込む行為」ではなく「世界の解像度をあげる行為」だとおもう。ニュースのBGMだった日経平均株価が意味を持った数字になったり、外国人観光客の会話が聞き取れたり、ただの街路樹が「花の時期を迎えたサルスベリ」になったりする。この「解像度アップ感」を楽しめる人は強い
(引用: https://twitter.com/toyomane/status/1339160152625147904?s=21

この文章を見て私は感動を受けました。
学生時代本当に勉強嫌いだった私ですが、唯一好きだったのが英語でした。幼少期の夢は医療従事者になりたいと思いながら、頭の片隅には好きな英語を使ってなにか仕事がしたいと思っていました。ショートホームステイを親に頼んで行っていたくらいには英語という言語に触れるのが好きでした。あの時何故、英語だけ出来たか自分でもよく分かりませんでしたが、これを見た瞬間ようやく分かった文章でした。
無理に知識を埋め込む行為は脳が拒否反応をするのも当たり前。世界の解像度をあげていくと考えたら次第に色んなことに興味を持ち勉強が大好きになりました。

私がこの介護職に入ろうと思ったきっかけも世界の解像度を上げるために、今よりもっと勉強したい!なにか別のこともやってみたい!と思ったのが始まりでした。ご利用者様やその御家族様とどう接していけばいいのだろうかと考えたり、全ての必要な人に必要なケアをどうしたら渡せるのだろうかと相手の立場に立ってみたり、自分自身が持っているコミュニケーション能力や今まで培ってきた知識がどこまで通用するかチャレンジしてみたい!と考えているうちにこの業界に飛び込みたい!と思いました。

これからこの仕事を通じてもっと勉強をしていき、自分自身の世界の解像度を上げて行けたらなと思います。




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