今年4月より所沢事業所の管理者として業務に携わり、新規の立ち上げ業務も本格的に行うようになって、その難しさを実感しています。
初めのうちは実際にご利用者様、ご家族様と対面して話を進めると、出来るだけご利用者様の力になってあげたい、全ての要望に応えてあげたいという気持ちが強くなってしまい、ついご利用者様主導の支援時間や曜日、支援内容などを組んでしまいがちになっていました。しかし、当然ビジネスとして成立するのかどうかという面を考えていかなければならず、先輩方にアドバイスをもらいながらプランを組み直し、ご利用者様に提案し直すという事を繰り返しています。
以前新規立ち上げを行なったご利用者様で夜勤帯の支援でしたが、初日の支援を終え、ご家族様から「久しぶりにゆっくり眠れた」と喜んでいただけました。その言葉で今まで積み重ねて来たものが間違っていなかったと安心するとともに、自信にもなりました。
訪問して話を聞き、プランを提案し、必要書類を作成し、ヘルパーを集め、支援開始時にはタイムスケジュールを作成し、ヘルパーの指導を行う。行なう流れは一緒でもご利用者様毎に内容は毎回全く異なるのが難しくもあり、楽しくもあると思います。
極端に支援時間が短かったり、支援の内容に無理があったり、どうしても要望に応えられない場合などはお断りせざるを得ず、その時は本当に申し訳なく思い、もっと違う提案方法があったのではないか、もっとうまく話を進められればご利用者様が納得いくプランを立てられたのではないかと考えてしまいます。
自分は立ち上げの経験も少なく、ご利用者様、ケアマネ様等との対外的な交渉も未熟なので、まだまだ納得のいく立ち上げ業務が出来ているとは言えませんが、これから様々な経験を積み重ねる事で自分にもご利用者様にも納得の出来る支援内容を組み立て、あなたに任せて良かったと言ってもらえるような仕事をしたいと考えています。
先日立ち上げたばかりのあるご利用者様の支援に入った際に、ご本人様は「鬼滅の刃」好きで、自分は見た事がない事を話すと、「じゃあ一緒に見よう」と言ってアニメを一気に見せてくれました。(もちろん、やるべき支援はちゃんとやってます!)
「次回は映画版のDVDを買ったから、届いたらそれを見ようよ」と約束をしましたので、次回の支援を楽しみにしているところです。