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祈りについて

祈りについて

石丸偉丈



祈りについて「Spindrift Research」というアメリカの研究機関が面白い実験を、大豆など植物の種を使うなどして多数行ってきていています。
(実験で植物を使うのは、プラシーボ効果他の人間心理による影響の複雑性を排し、単純に効果を数値的に見ることに向くからという理由とか。)

公式サイトに掲載されている興味深い例を引用させていただきます。

1、多くの祈りを受けた大豆の方が、祈りを受けない大豆よりよく育った。

生育に負荷をかけられた大豆を四つのグループに分けた。コントロール(対照区),X,Y,Zの四グループ。XとYの大豆は、1日1回一緒に祈りを受けた。YとZの大豆も同様に1日1回祈りを受けた。従ってYは毎日倍の祈りを受けた。

  対照区(祈られなかったグループ)のスプラウトは、11.5%の成長率。

  Xグループは、祈られなかったグループより2.0%大きく成長した

  Zグループは、祈られなかったグループより3.1%大きく成長した

  Yグループ(二重に祈りを受けた)は、祈られなかったグループより5.4%成長した

2、「こうであってほしい」という方向性を持った祈りより、

「non-goal directed prayer」すなわち「こうであったらいいという方向性を手放した祈り」の方が、

結果的に良い方向に成長した。

(以下、その実験の記述からの主要部分抜粋。やや翻訳に自信がない箇所あり。)


双方向性に関する大豆実験


どうやって二つのグループを分けたか?二つのグループは、同時に祈られた。一つの大豆グループは、水に浸され過ぎていた。もう一方は、水が足りなかった。そこで、どちらのグループの大豆も普通の水分量からかけ離れていた。


祈りのボランティアは、二グループの大豆を横に並べて祈った。ほとんどのボランティアは、バッグの中に入っている大豆グループの、どちらが水が多すぎて、どちらが水が少なすぎるか知らなかった。

また、別にコントロール(対照区・比較用)グループをつくり、大豆を同様の水分状況に置いた。 コントロールグループは祈っている人々の視界の外に置かれ、技術者ができる限りベストを尽くしてテストを実施した。

多くの祈りの提供者は、祈るための特定ニーズを知らなかったが、祈りは二つの大豆グループに適用された。結果が出てみると、仮説の通りであった。non goal-directed prayer(方向性を持たぬ祈り)」は、水の多すぎた大豆の水分量を減らし通常の水位まで下げさせ、水分量の足りない大豆の水分量を増やし、通常の水位まで持ち上げさせた(ここはちょっと訳が怪しいです)。別々のニーズに適っていたいたことがわかった。

それと比較して、「goal-directed prayer(方向性を持った祈り)」は、大豆の平常状態やニーズに向けて調整することを無視して、大豆の状態をかき乱した。それが意味するのは、方向性を持った思考の量的効果は、治癒効果の質を顧みないものであったということである。代わりに、方向性を持った思考は、大豆の状態を改善しない効果を押し付けるものだった。


3、14400個の緑豆を塩水につける負荷をかけ、24時間9日間置いた。

8400個の祈られないグループと6000個の祈られるグループに分けた。

その結果、

祈られないグループは、コンテナごとに20-38のスプラウトが出た。

祈られたグループは、コンテナごとに45-71のスプラウトが出た。

祈られないグループは、28.4本のスプラウトが平均。

祈られたグループは、52.6本のスプラウトが平均。

祈られなかったグループに比べ、祈られたグループは85.2%の平均増加。

だった。

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祈りは、

1、量的効果が見られる傾向ががあり、

2、我々が「こうであってほしい」という願いを持つ以上に「最適を願う」non-goal directedなものの方が効果が見られる傾向が見られ、

3、ストレスがある環境だと、より祈りの効果が見られる傾向がある、

といったことが、Spindriftの実験群では見られたようです。

興味深いですね。

その他、いろいろ実験結果が上記ページには書かれていて興味を惹かれます。

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祈りが全て通じるわけではありません。
祈りが万能であったら、例えば「世界が滅びればいい」という祈りをする人や「世界平和を願う」祈りをする人の祈りは相矛盾するように、全ての祈りがそのまま叶うなどということがあるはずもありません。
ちょっとぶっ飛んだナンセンスな例えで申しわけありませんが。
(まあしかし、それらの持つ祈りや思いの効果は、少なくとも個人レベルでは影響が様々にあるでしょう。)

が、それでも、地味にでも、岩を穿つ点滴のように、
祈りには上記のような効果があるということを思い、
最善を祈りながら生きることは、私はとても意味があることだと思います。
スピンドリフトの実験群をおそらく10年ほど前に知り、その意を強めました。


【略歴】
1972年神戸生まれ。早稲田大学第一文学部卒。在学中に障害者運動の旗手の一人である安積遊歩と出会い、卒業後すぐに安積と同じ骨の弱い障害を持つ愛娘宇宙(うみ)を授かる。猛烈な家事育児介助とパートナーシップの日々は、「車イスからの宣戦布告」「女に選ばれる男たち」(共に太郎次郎社刊)に詳しい。資格持ちヘルパーとして長年介助の仕事をしながら、フリースクール運営や、Webサイト作成・システム構築業に従事。2011年の東日本大震災・原発事故以降は、「こどもみらい測定所」代表、全国の測定所のネットワークの「みんなのデータサイト」事務局長・共同代表を務め、放射能測定・対策活動に奔走。2018年初頭からユースタイルラボラトリー・土屋訪問介護事業所の社内システムエンジニアとなり、長いケア領域の経験とWeb関連技術のスキルを生かして活動中。安積とは紆余曲折の末パートナーシップを解消し、今は新家族と猫と暮らす日々。