忘れられないこと

相田百合子


はじめまして。
2月入社の相田と申します。
これまではファッション販売の仕事をしておりました。
一日中立ちっぱなしの、華やかに見えて実は体力勝負な、意外と地味な現場です。
でも楽しかったです。
充分に楽しんだと思います。

私にとって初めての介護は母親の様な距離感を持つ、親戚の叔母が車椅子生活を送るようになった時でした。
当時は左半身の麻痺、言葉も話せずトイレも行けず、お風呂にも入れない状態でした。
3年ほど経ち、リハビリの甲斐があり、まだまだ不明瞭ながらもゆっくりと話せるようになった頃でした。叔母から私宛に電話がありました。
片言で、不明瞭で、理解するまでに随分時間がかかりました。
内容は、一人娘と叔父に、数年ぶりの旅行を自分の為に諦めて欲しくないーとの事でした。
泣いていました。
不覚にも私も泣きました。

これが、私の初めての訪問介護・夜勤(笑)の経験でした。
この事がきっかけで介護の仕事が気になり始めました。
考えてはへこたれ、思い立っては不安に負け、20年経ってようやくスタートラインに今、立っています。
ド素人なので何年かかるかは分かりませんが、ご利用者様はもちろん、ほんの僅かでもご家族の皆様のお気持ちの支えになれたらいいなーと思っています。

願わくば、この日本で介護職員がもっと増え、介護の為に色々なことを諦めて現実と戦っているご家族の皆様に、笑顔と明るい未来をお届けできます様に✨

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