2022年の振り返りと2023年への想い

中原 洋


皆さん、2022年も一年間本当にお疲れ様でした。

2022年も引き続きコロナ感染拡大により、厳しい対応に追われた年でした。そのような中、在宅支援を変わらず継続し、利用者様とそのご家族のかけがえのない生活を守り、また新たにケアを必要としている方々を積極的に探し出し、必要なケアを届けるために日々奮闘し続けてくださり、本当にありがとうございます。

皆さんの行っている仕事は決して誰にでもできることではありません。誠実さと、勇気と、優しさを持っている皆さんだからこそ成し得ていることです。そんな皆さんを心から尊敬しています。

そして、2022年2月に当社は設立10周年を迎えました。

【2022年の出来事】
設立10周年
本社広報チームの立ち上げ
新規エリア立ち上げマネージャーの育成
全国展開始動
新規エリアへの出店(大阪・兵庫・福島・愛知・岐阜・宮城・京都)
請求ソフトを自社システムCareidへ移行
たんぽぽプロジェクト
追体験セッション
メモリアルエピソード募集(100件)
人材開発室の立ち上げ
サービスリーダー研修スタート
コーディネーター研修2日目スタート
マネージャー研修スタート
マネジメント教育&マネージャーへのフォロー体制の構築
マネージャー向け外部ビジネススクールでのスキルアップ支援
介護事業部全社員対象のベース賃金アップ(常勤&非常勤)
結婚・出産祝金 及び 慶弔制度 導入(常勤&非常勤)
リファラルポイント制度スタート
営業専任コーディネーターの配置
事務員サ責の配置
内部監査の取り組み
重大事故と不正に対する再発防止の取り組み
お仕事サポートブックの配布
ESLなんでもお悩み相談室の設置
社外ハラスメント窓口の設置


【全国展開始動】
上記の通り、2022年には全国展開を始動することができました。私も新規に立ち上げた全事業所を訪問し、立ち上げマネージャーとそのチームメンバーの皆さんとお話してきましたが、どの事業所もとても順調なスタートをきれたようで、既にコーディネーターや次のマネージャー候補も育っていて頼もしい限りでした。

また、コンプライアンス面もしっかりと整えながらサービス拡大できている様子が伺え安心しました。このように新規エリアの立ち上げがよりスムーズに行えたのは、新規立ち上げエリアの皆さんの奮闘と、忙しい中立ち上げマネージャー候補の方々を受け入れ育ててくださった既存エリアの皆さんと、本社の各部門の皆さんのサポートがあったからこそです。本当にありがとうございました。

そして、全国展開を始動するという目標は以前から描いていたものですが、実際にこのように実現できたことを振り返ると感慨深いものがあります。そして、このような状況が実現できたのは、既存エリアである関東甲信越エリアの皆さんがそれぞれの持ち場をしっかりと守り、多くの変化に対応し、事業を成長させ続けてきてくれたからこそです。本当にありがとうございました。

この素晴らしい結果は、既存エリア、新規エリア、本社、ESLの社員全員で勝ち取ったものです。皆で喜びを分かち合いましょう。頑張った私たちにお互いに拍手を送り合いましょう。そして胸を張りましょう。


【たんぽぽプロジェクト】
そのような中、更なる飛躍を目指し生まれ変わろうとしている新たな組織の行動原理や価値観と、以前策定した行動指針や理念との乖離を解消するべく、『たんぽぽプロジェクト』がスタートしました。

設立10周年を節目に、歩んできた歴史と描いていく未来をつなげ、皆が誇りを持てるアイデンティティを再構築するための当社にとってとても大切なプロジェクトです。皆さんから様々な方法で意見を募集し、その意見をプロジェクトメンバー間での議論に反映させ、更にその内容をかわら版や追体験セッションなどでまた皆さんに共有しながら進めてきました。

そしてプロジェクトは今まさに佳境を迎えています。今後の当社の指針となる非常に重要なプロジェクトですので、最後までその動向に注目していただくようお願いいたします。


【プロフェッショナルであることについて】
2022年は改めて介護の仕事とは?ということについて深く考える年となりました。

介護という仕事は利用者様の生活、お身体、そして命をお守りする仕事です。このように『命にかかわる仕事』であるということは、様々な場面で繰り返し共有していますので、皆さんその意識をもってサービス提供してくださっていると思います。

しかし、人はどんなことにも慣れていってしまうものです。毎回しっかりとそのような意識を持てていますか?

慣れに負けないために『命にかかわる仕事』という事実をどれだけ意識できるかが肝心です。毎回サービスに入る前には、「今日も責任をもって安全にサービス提供します。」と、終わった後には、「今日も無事にサービス提供できました。」と自分の中で呟いてみてください。できれば声に出して自分自身に言い聞かせてみてください。そうすることで、サービス前後に『命にかかわる仕事』という事実を意識をすることができます。何回意識できたか、どれだけ本気で意識できたかということの積み重ねで意識は高まっていきます。

そうすることで、より深く意識することができるようになり、プロフェッショナルとしての自分自身をつくっていくのです。その結果、安心安全なサービス提供ができます。

逆を言うと、このような意識を持てずにサービスに入ると、気が緩み安全安心なサービス提供ができない可能性が高まります。一瞬の気の緩みが利用者様の生活、お身体、命を脅かすことになりかねません。それだけではなく、皆さん自身の生活も一変してしまうことになりかねません。このようなことを言うと怖いと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、だからこそ介護の仕事は誰にでもできる仕事ではないのです。私たちはプロフェッショナルでありましょう。


【2023年への想い】
今年はより基盤を固めた上で新たに10エリアに出店を計画しています。且つ、既存エリアでもより前向きな成長を期待しています。そして、そのためには、より多くのコーディネーターとマネージャーが必要となってきます。

2023年のテーマは『育成』です。
マネージャーとコーディネーターを倍増させる計画を推し進めます。

現在昇格に関しては、上司からの推薦制をとっていますが、2023年からは挙手性も取り入れていきます。先日、「キャリアプランについての質問」というアンケートフォームをお送りしましたが、それはその導入です。まず皆さんがどのようなキャリアプランを描いているのかを共有していただき、その支援をマネージャーと共に人材開発室がバックアップしていく体制です。

その中で、皆さんにお願いしたいことがあります。それは、自分で手を挙げる際には自分の、誰かを推薦する際には相手の、可能性を信じることからはじめて欲しいということです。
「自分なんかがコーディネーターにはなれない。」「自分にはマネージャーは務まらない」など自分の可能性に蓋をしないでください。
また、推薦する際には部下のできないところばかりに注目せずに、やる気とできることにも目を向けて、部下の可能性を信じることからはじめてください。そのうえで部下はどのような支援を必要としているのか、という視点で接していただきたいです。

「私にはできない」ではなく、「私ならできる!」
「あの人にはまだ早い。できない。」ではなく、「まず任せてみよう。できるように支援しよう!」というように、

自分も相手もお互い「できない」ではなく、「できる」から始めましょう!

サービスリーダーがコーディネーターを、コーディネーターがサービスマネージャーを、サービスマネージャーがエリアマネージャーを、エリアマネージャーがブロックマネージャーを、それぞれ目指す中で、「私が次のゼネラルマネージャーになります!」という強い意志を持った方が出てきてくれることを強く期待しています。


最後になりますが、私はユースタイルラボラトリーを、社員から愛される100年続く強い会社にしたいと思っています。そして、介護職員が自分の仕事を恥じることなく胸を張って働くことができる環境を作り出したいです。

皆さんもこの会社に何か期待や希望を持って入社してくれたのだと思います。その期待や希望が明確な方は、ぜひ積極的に発信してください。まだ明確ではない方は、仲間と期待や希望について話し合ってみてください。自己実現はそこから始まると思います。それぞれが小さな自己実現を積み上げていく中で、この会社のことを少しずつ好きになってくれると嬉しいです。私も皆さんの自己実現を全力でサポートしていきたいと思います。

皆さん、昨年も一年間本当にお疲れ様でした。
今年もよろしくお願いいたします。

介護事業部長
中原 洋

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