2023年の振り返りと2024年の抱負

大森 淳



とてつもない降雪量の札幌事業所の夜にコラムを書いています。
今日は12月26日。
雨であれば土砂降りというのでしょうけれども、土砂と違って流れていかないためネーミングに困ります。
この北海道、当たり前なのですがとても寒いのです。
事務所に近い自宅でも朝は-8℃なんていう日があります。
ぬれタオルを振り回して凍るかどうか試してみようと、本州にいる時に目標設定をしましたが浅はかでした。
寒くてやっていられないし、凍ったところで記念写真を撮る心の余裕なんてありません。
最近の楽しみは、毎朝歩いて通う事務所までの道のりに小さな川があるのですが、
その川が、日を追うごとに少しづつ凍ってゆく、その氷の面積が増えてゆくのを毎朝見るのが楽しみです。
あぁ、いいですね雪景色。と思われる方も多いと思いますが、そう、とても綺麗です。ただ、ただ、綺麗です。
雪は様々な見たくないものを真っ白に塗りつぶしてくれます。
放置されたコンビニの弁当の空き容器や、タイヤの曲がった自転車なども。
いいですね、雪。
今日のドカ雪の中を帰る億劫さも白く消してくれるといいのですが。
そして、支援の帰りのスタッフの道中に事故などありませんように。

他人の振り返りなど、読んだところでピンとこないものですが、
せっかく書く機会を頂いたので、少し振り返ってみようと思います。
いくつかの県の事業所を転々としてきました。札幌に来たのが6月です。
半年ほど、札幌でお仕事をさせていただいたことになります。
よそ者の私ですが、札幌の方々には事業所開所の挨拶に対して、快く応対してくださり、ありがとうございました。
まだまだお目にかかっていない事業所の方も多数いらっしゃいます。また時期を見てご挨拶に伺います。

ご挨拶や営業という行為について、考えさせられることがありました。
皆さんおなじみの白い恋人についてです。
おいしいやつです。
白い恋人は、既にご存じの方も多い有名なお菓子ですよね。
あんなに有名なのに、誰でも知っているのに、なぜか、大きな大きな看板や、白い恋人パークなんていうものもあるんです。
不思議じゃないですか?「もういいじゃん」って思いません?

私たちは、事業所を知ってもらうために、重度障害者さんの生活の根幹を支えるこの素晴らしい仕事を知ってもらうために、いろいろな関連事業所さんに挨拶に行きます。
ですが、「だいたい挨拶行けたよね」と思うと、私たちは、「何度も行くと迷惑なんじゃないか、うざいんじゃないか」という気持ちになり、尻込みしてしまいます。
白い恋人を見てください。
「もう、散々お土産に買いましたよ」
「あーおいしいですよね白い恋人。前も頂きましたけれど」
「大森さんて白い恋人好きですよね」
そんな白い恋人は、今も大きな看板を掲げて、皆さんにより知っていただくこと、食べていただくこと、食べていただいた方が笑顔になるよう、もらった人に喜んでもらえるよう、白い恋人に関わるお仕事の皆さんが誇りを持って働けるよう、そして、また食べていただけるよう、そういった幸福の連鎖をそのビジネスの中に取り入れて、”白い恋人のおかげで幸せになれる人”を増やそうとしているわけです。

決して回し物ではありませんが、
私たちの仕事にも、沢山の方々が関わってくれます。
重度訪問介護のヘルパー派遣というサービスを通じて、
そのサービスを使っていただいた利用者さん、多職種を連携してくださる相談員さん、ケアマネさん、市役所や区役所の皆さん、請求でご迷惑をかけている国保連さん、そしてご家族、当社のヘルパーさん、他社のヘルパーさん。他にも書ききれないほどの方々がこのサービスに関わって下さいます。その皆さんが、この重度訪問介護というサービスにより、どこか幸せを感じてくれたり、土屋を使ってよかったなと思ってくださるよう、私たち管理職が、雨の中雪の中日照りの中、看板となって、このサービスに関わる人たちが誇りを持って働けるよう、このサービスを知っていただく必要があるんだろうなと思いました。

まだまだ始まったばかりの北海道での業務です。
白い恋人に比べると、全く知られていないこのサービスなのに、白い恋人よりも小さい看板で知ってもらえるはずもありません。
看板を大きくするつもりはありませんが、
”そういう想い”を背負いながら、また2024年も、当社の名刺に想いを込めて、ご挨拶に伺い、使っていただいた暁には確かなサービスをもって誠意に代えさせていただきたいとそのように思っています。
まだまだ頑張ります。
沢山ご迷惑をおかけすると思います。
スタッフの皆さん、2024年もご協力お願いしますね!



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