介護に惹かれた理由

萩原 聡志


私が介護の仕事に惹かれた理由は周囲からの勧めと介護業界の未来に自分が少しでも携わり、貢献していきたいと思ったからです。現代の日本社会では多くの物資が日々進化をしていき、人々の生活を支えています。
しかしながら、少子高齢化の影響もあり各業界で人手不足が深刻な問題として取り上げられています。 人手が足りていれば日常生活や仕事が出来る人にもより多くの支援が行き届くでしょう。
幸いにもこの国の医療や物作りは先進国の中でもトップクラスになります。それは、介護や医療従事者にあたる人々や支援を受ける人々の助けにもなっています。

私自身もこれまで多くの人に助けられてきました。特に私は母体から出てきたときに泣いておらず、大勢の医療従事者に助けられて生き延びました。現在は健康に過ごしていますが、もしかしたら私も障害が残り身体が思うように動かせない人間になっていたかもしれません。どなたが私を助けて下さったかは存じ上げませんが、心から感謝しております。
そして生き延びられたのは人生の中で多くの人を助け、役に立つためだとも思っています。
私は医師では無いので誰かの命を救うことは出来ません。しかし、少しでも多くの人の生活の一部になりその人の人生を豊かに出来れば良いと思っています。
同じ時間を過ごし、同じ景色を観て意見や感想を話したりする事も大切でしょう。
命を助け、生活を支える事だけが介護や支援ではないでしょう。AIでは無く人間が行うからには我々人間にしか出来ないことも求められていることでしょう。この様なことから私もこの仕事をしていきたいと思うようになりました。

そんな私でも、つい最近までは全く介護に興味がありませんでした。特に10代や20代の頃は他人の人生や生活の中心に関わり、支えていくことなど考えてもいませんでした。
きっと今も世の中にはそういう人達がまだまだ沢山いると思います。
人間はきっかけ一つで考えが大きく変化する事があります。
将来的にはそういう人達に対してメッセージや現状を伝えていける人間になりたいです。
しかし、周囲の人々に知ってもらうには、私自身日々介護や、福祉について学び考えていかなければなりません。
これから私も現場に行き、今まで経験したこと無いようなことを目の当たりにするでしょう。
しかし、緊張したり臆することなく業務にあたり、チャレンジし、周囲のアドバイスに耳を傾けていくことが大切になっていくことでしょう。
更に現場の経験から得られる物だけでは無く、常にこの仕事について勉強していきたいです。
そして、いつの日かすべての人々が同じように人生を楽しみ、豊かに出来る世の中を作ることに貢献していきたいです。

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