昨年12月、ニュースで中国で原因不明の肺炎患者が急増しているという報道が流れました。1月に入り、肺炎の原因が新型コロナウイルス(COVID-19)と発表された後も、「いやー、これは大変だなぁ」と思いつつも、正直この時点ではまだ外国で起こっている対岸の火事、くらいの認識でおりました。それが、日本国内で感染者が発見されて以降、瞬く間に感染が拡大し、緊急事態宣言が発令されるまでに広がってしまいました・・・。初期段階での自分の認識の甘さを痛感させられるとともに、今後どのように対応していくべきか、自分ができる事、すべき事を考えました。
まず、我々が運営している訪問介護事業・通所介護事業などの福祉サービスは緊急事態宣言下においても休業要請の対象にはなっておりません。会社としても「私たちが提供するサービスは命を支えるサービスです。このような緊急事態においても、感染症対策を徹底しつつ平常通りサービス提供を継続します。」と方針を示しております。
そもそも、私自身がユースタイルに勤め続けている一番の理由は「全ての必要な人に必要なケアを」というビジョンに共感しているからに他なりません。このような非常事態下においてもそれは同じです。むしろ、このような状況下であるからこそ、より一層強い信念をもって臨んでいきたいと思います。ご利用者の家族に介護力が充分にあるご家庭においては緊急事態宣言が終了するまでは利用を中断する、という選択をされた方もおられましたが、我々が訪問介護サービス・通所サービスを継続しないことには生活が成り立たないという方も多くおられます。サービスを必要としている方々に安定したサービスを継続するために
・考えうるすべての予防策を現場・プライベートにおいて徹底すること
・感染の恐れがある症状がスタッフ・ご利用者に見られた場合は、保健所指示の下、迅速・適切な対処を行なうこと
・現場に赴いているスタッフのメンタルケアにより一層力を入れること
を引き続き実践していきます。
目に見えないウィルスという敵と、先の見えない期間、戦い続けなければいけない事は、容易なことではありません。だからこそ、会社・チーム・事業所、一丸となって前に進んで行きたいと思います。
※渡邊知朗プロフィールはこちら