土屋訪問介護宇都宮でサービスマネージャーをしている小池です。
2020年を振り返り一番に出てきた言葉は「感謝」の二文字でした。
入社してから2020年3月まで私は神奈川県に居ました。
入社してすぐに横浜で勤務し2020年3月まで過ごした日々はかけがえのないものであったと思います。
慣れない土地、未経験の分野、常に期待と不安が交錯する日々でした。
嬉しいこと、楽しいこと、悲しいこと、事柄や感情の全てを経験や修行を積んでいると感じていました。
最初は利用者から頂くありがとうがうれしくて毎日が充実していました。
一つ達成できるともっと次を…と突き詰めていくことを続けてきました。
自分で感じているその時の事というのは氷山の一角で時間が経過してからでないと分からないものだなと感じます。
見えないものが沢山あるということは、まだ自分に余裕がない時というのは一山を越えた時にしか分からないと毎回思います。
抽象的になってしまいましたが、何が言いたかったかというと自分が成長をしていない時というのは誰かに支えられているという事にも気が付かないということです。
入社してから未熟な私に障害のある方の在宅支援という環境を教えてくれた利用者の方々。
仕事のやり方や考え方、時には慣れない土地で過ごす気持ちのサポートまでしてくれていた横浜の上司や一緒に切磋琢磨したメンバー。
この場を借りて感謝の言葉を述べたいと思います。
本当にありがとうございました。
そして宇都宮に異動してから今に至るまで一緒に働いてくれているチームのメンバー。
たくさんの困難もありました。
誰かが折れそうになると誰かが支えながらチームを作り、新しいメンバーも加わり確実に成長を遂げていると思います。
2021年は感謝の気持ちを忘れずにチームを強固にしていきたいと思います。
良いチームを作る事、目標を定め皆が安心して同じ方向を向いていられること。
それには私自身の成長は不可欠であり、広い視野で何事にも余裕を持っていかなくてはと考えています。
ここで私が以前職場の先輩から聞いたP.Fドラッカーの小話を紹介します。
ある建築現場で、何をしているのかを聞かれた三人の石工のうち、
一人目の男は『これで食べている』と答えた。
二人目は手を休めずに『腕のいい石工の仕事をしている』と答えた。
三人目は目を輝かせて『国で一番の教会を建てている』と答えた。
すると、最後に奥にいた四人目の男が答えた。「私は皆の心のよりどころを作っている」と。」
この話に正解はありません。皆さんだったらどう答えるでしょうか?
仕事に深く入り込むと、どうしても本来の目的や価値を見失いがちで目先の利益や効率性に関心が強まる傾向にあります。
私自身がそういった傾向にあるので、気が付いたら疲労困憊なんてこともしばしば…
なので立ち止まった時はいつも5年後の自分を考えて行動しようと考えています。
仕事本来の価値を知ろうとすること、それが自分にとって或いは周囲にとってどんな影響を及ぼすのかを考えた環境作りに努めていくこと。
その考え方を伝えメンバーと一人一人の強みを最大化できるそんなチームにしていきたいと考えています。
自分の強みは当然としてできるが故に気づきにくいものです。
メンバーの強みは、組織が意識して発見する必要があります。
お互いの強みを理解し、相互に利用し合える関係を創ることが成果を上げるコツです。逆に弱みや不得意な分野は大きく見えてしまいがちです。
組織で最も大切にしているのは働いている「人」です。
メンバーの強みを最大化し不得意な分野はチームで中和するよう出来ればとても強いチームが出来るのではないかと思っています。利益はその活動の一番最後に現れる指針に過ぎないのです。
人を大切にしてお互いに成長し合える、そんなチームでワクワクした仕事をしたいと思っています。