年始コラム

吉田 ひとみ



ユースタイルラボラトリーに入り今年の5月で9年目を迎えようとしています。
過去は美化されると言いますが、8年この仕事を続けていく中で嬉しいことも楽しいことも辛いこともたくさんの経験をして来ましたが、それでも私にとって去年はとても苦しい1年でした。
入社して過去1番に苦悩したように感じます。

1番大きな出来事は東京にとって大きな事故があったことです。
まさかの事態が起こりましたが、そのまさかが自分のエリアで起こったのです。

自身の管轄外で時にして起こる事故などを今まで他人事として聞いていた感覚は全くありませんでした。
それでも自分のエリアで大きな事故が起こってしまいました。後悔をしても時間を取り戻せるわけではなく、後悔の連続でした。

具体的なお話は控えさせていただきますが、命をお預りする仕事であるということを改めて考えさせられました。

慣れから発生する事故もあれば、知識や技術が不足して起こる事故もあります。
私たちは機械ではなく人間です。
100パーセント事故を無くすことは難しいですが、だからこそ事故を起こさないよう予防策を考えるとともに、再発防止がとても重要だと思います。
二度と起こさないようにする、これを瞬間だけ考えるのではなく、その気持ちを長く持ち続けることが更に重要だと思います。

私たちのお仕事は決して簡単で楽な仕事ではなく、常にリスクも隣り合わせです。
このプレッシャーを常に背負うことは精神的にも肉体的も苦しいことには変わりありません。

去年は残念ながら、多くの仲間がユースタイルラボラトリーから去ってしまいました。
前向きな退職の方、働き方や体調面を考慮して退職された方も多くいらっしゃいました。
中には先程のプレッシャーに耐えられずに離れた方もいらっしゃいます。
そんな苦しい状況の中でも踏ん張ってくれた現場スタッフやコーディネーター、サービスマネージャーにはとても感謝をしております。本当に有難うございました。


利用者様の命が隣り合わせの仕事ですが、スタッフ同士や利用者様とも苦楽を共にしたり、やりがいを感じられる素敵なお仕事だと思います。
重度訪問介護の酸いも甘いも知っていただき、この仕事に魅了される人が1人でも多く増やしたいと考えます。
仲間を増やしコーディネーターも増やし、東京エリアをもっと大きくしていきたい。

私自身、初心にかえることを忘れない2024年でありたいなと思います。


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