五日程食事をしても嘔吐してしまうし、水も少しずつ飲まないと吐いてしまう状態でしたので病院へ。数値も悪かったので、胃カメラを。ガンの疑いがあるとのことで別の病院へ。CTの結果、ステージ4の肺ガンと膵臓ガンとのことで緊急入院。
『父親の家系は遺伝的にガン系統ではない』との、よくありがちな思い込みが完全な仇となりました。
70歳過ぎて糖尿の気があるとのことで仕方なく、初めて病院に行き始めたぐらいの大の”病院嫌い”。
元来、身体は丈夫なイメージがあったためガン検診に行くことを促すようなこともしませんでした。
主治医に聞くと、『2、3年前から出来ていた可能性がある』と。
衝撃と後悔しかありません。
『まさか・・・あの不死身なオヤジがか・・・!?』
部屋を片付けていると、枕元には愛用の目薬が。
不死身なんかじゃないんですよ。
涙が出ました。
元気なうちに旅行に連れて行けば良かった。
元気なうちに酒飲み行けば良かった。
元気なうちにやりたいことやらせてあげれば良かった。
母親の時も学んだハズなのに、大事なことが日々の喧騒に流されていく毎日。
『何をやってるんだ俺!もったいない!』
この病気でしおらしく大人しく萎んでいるのは、父親は絶対に望んでいない。
私はまだこの世、今のこのご縁での使命があると思ってます。
そのためには、
今回の手遅れな後悔を教訓に、
仮に見つかったとしても早期なら治せるのだと分かりましたので、怖がらずにガン検診や健康診断は定期的に行くこと。
そして、
後悔のない死を迎えるために、今やれること、この与えられた縁起の中で、家庭や仕事を楽しく謳歌しながら、周りのために、自分自身のためにやりたいことを中心に精一杯生きていこうと思います。