6/1の入社日初日にはじめてうかがった利用者様宅で、はじめてお会いした他社様のケアマネさんにいきなり「塚地はさぁ・・・」「塚っちゃんはー・・・」と呼ばれました。年齢は後頭部が気になるお年頃、体型と外見に関してはお察し頂けると幸いです。
前職では飲食店のマネージャーをしておりました。レストランの立ち上げに携わり無事オープンまで漕ぎ着けたその刹那、コロナ禍という強風に見舞われ、懸命に舵を取りオールを漕いだものの撤退を余儀なくされたためやむ無く退職し、未経験の介護業界に仲間入りさせて頂きました。
入社日以降、研修で初めて学んだ障害者の方々の今日までの歴史と重度訪問介護の現状。肩で辛そうに呼吸をしながら、こちらからの呼び掛けやご家族との会話の際にふと見せて頂ける利用者様の笑顔。実際の現場を見て、介助させていただき「全ての必要な人に必要なケアを」という当社ビジョンの重みをとても強く感じました。
そして現場を支える個性的でプロフェッショナルな諸先輩方。皆様がご自身のキャリアで培ってこられた技術や考え方を惜しげもなくレクチャーして頂き感謝感激です!
特に移乗は初心者の私にはとても難易度が高い上に奥が深く、諸先輩方も利用者様毎に試行錯誤しながらよりベターな介助方法を見つけていくとの話を聞きました。
一見シンプルな動きの連続技に見えて、手足の位置や動き、組み合わせには、利用者様目線でのとても細かい配慮が施されていたり、次の動作をスムーズにするための伏線があったりと、そのお仕事たるやもはや職人の域です。
私もまずは自主練からということで、駅のホームで傘を使ってゴルフスイングをするおじさんゴルファーの如く、時間を見つけては「ひとりエア移乗」にはまっております。(ちなみにおじさんゴルファーでもあります)
スタートして2週間の介護職としての新生活ですが、初心を忘れず、まずは私自身がたくさんの利用者様に受け入れて頂けるよう、業務理解のブラッシュアップと介助技術の向上を図っていきたいと、最後は何故かとても堅くなってしまいましたが、かように考えている次第であります。