すばらしいチーム7

すばらしいチーム7

田中春菜(兵庫コーディネーター)



よいチーム
田中春菜

私が考えるよいチームは3つ。
1、同じ方向を向く
2、働くとはなにか
3、許し、享受し、助け合う

1、まずは基本となる当社のミッション、ビジョン、アジェンダを共有し、同じ方向を向くこと。まずここがないと、誤解を生んでします。おさらいしましょう!
【ミッション】みえるニーズ、みえないニーズ全てのニーズが満たされるよう助け合いのシーズをたゆみなく撒き続け共生社会の実現を目指すこと。
【ビジョン】“全ての必要な人に必要なケアを”
【アジェンダ】①ときに速く ときにゆっくりと②自分を許し 他者をゆるす③変化を生みだし変化を楽しむ④静けさと熱度の 波間に遊ぶ⑤他者の呼び声に応え続ける  です。(詳しくはホームページにて)

日本の訪問介護の現状として地域密着型の事業所の在り方がメジャーで、大体の人の「介護とは」という認識は地域密着型の事業所とイコールになることが多いのではないかと思います。ですので介護を志て土屋に入社したのはよいが、また違うアプローチの仕方をしている土屋に対しての理解が深められず「こんなはずじゃなかった」と辞めていかれる方々はこの共有をしっかりできていなかったからではないかと考えます。

そう、我々は他とは違うアプローチの仕方でチャレンジしている会社です。足元を見ることは非常に大事です。芸術作品を作るのも同じで、足元確認しながら今までの手法で同じ作品を生産し続けることは、大切だし一つの才能です。しかし名作を生むには今までどうりにしていても何も変わらないし生まれない。「チャレンジ」という工程が必要です。アイデアが煮詰まったときはよくぶっ壊してました(笑)そのくらいしないと生まれない。福祉も同じで、このままでは未来はそう変わりません。そこで立ち上がったのが我々ユースタイルラボラトリー土屋訪問介護です。何年も先の日本の福祉社会の安定を図る為、福祉だけではなく様々な分野の考えを取り入れ、「ソーシャルビジネス」を展開中である。我々はまだ見ぬ明るい未来を創っていっているのです。「必要な人に必要なケアを」を理念に動いていますが、まだまだ行き届いていないのが現状です。日本国憲法第十四条「すべての国民は法の下で平等であって人種、信条、性別、社会的身分または門地により、政治的経済的または社会的関係において差別されない」とあります。現状どうでしょう?まず重度訪問介護の存在さえ知られていなく、家族介護や施設生活が当たり前な現状が正直なところです。又地域によっても理解や受け入れの差が激しく「住み慣れた地域で安心して暮らしていくために」環境整備が必要で、私たちが引き続き声をあげていかなくてはなりません。

土屋が目指すものはまずはその重度訪問介護を知ってもらい、必要としている方のご自宅で「誰もいない環境を作らない(穴を開けない)」こと。そして当事者、当事者家族たちがのびのびと自分らしく暮らせること。地域密着型事業者はどちらかというと質を目指すが、我々はまず現段階のニーズとして量を目指している。目指しているところが違うとともに、その関係性は相互補完の関係である。質も量もどちらも大切。ですので互いに尊重しあいよりよい福祉の未来を作っていくためにも全方向と連携し合っていくべきだと私も今再確認できた。ここを理解して頂き、この考えに共感して頂ける方がいらしたら、是非未来を切り開く我々の仲間になってほしい。そして今一緒に頑張っている仲間たち、一層一致団結してがんばろうという気持ちになってくれればこれほど嬉しいことはない。

2、理解しました!さぁ仕事開始です!新しいことをやると手探りですので失敗はつきものです。なぜ失敗するのか?やりながら進めているから。じゃあしっかり整えてからしたら?それでは今本当に必要な当事者を見捨てるのですか?ーーまずは行動!やれることを全力で。正直整えきれない中で動いているので、おかしいだろうと声をあげてくれる大事で貴重なスタッフや周りの方々がいます。重度訪問介護は私の様々な介護経験からして断トツで1番難しい介護だとおもいます。そんな重度訪問介護を長時間入ることで疲労疲弊する。そんな中またあたらしい利用者さんの仕事がはいる。○○さん支援に入ってください〜。日勤では夜勤手当がつないし、、お給料も追いつかない。「いい加減にして、もう私限界」となる。そりゃあそうだ。たまったもんじゃない。あなたは頑張りすぎている。しかし!そこを乗り越えられる人たちが増えると、土屋はぐんっと伸びると私は考える。多くの人が通る最初の壁だ。そこでおすすめするのは介護とか福祉とか離れて「働くとはなにか?」を考えること。好きな仕事をしたい、だれしもそうおもうだろう。ただ好きな仕事の中にも苦手なことや嫌いな作業はあるだろう。好きな仕事をと思って、やってみてはいいが嫌で辞めてを繰り返してもゴールはないと思う。私がそうだったからである。転々とし最終たどり着いた土屋に入ったのは 好きだからというより、真剣に取り組んで手応えを感じたからこそ面白くなって、好きになっていったと思います。別に会社のためじゃなくてもいい。自分のために頑張ってほしい。この壁は「魅力の壁」と名づけよう。この壁をのりこえると人間として魅力が増す方たちを数人見てきた。男性女性ともに強くしなやかに軟水のごとく柔らかくなっていく表情。スタッフのこの成長は私はたまらなくうれしいし感謝の意が湧いてくる。この仕事やっててよかったと思うことの1つである。

私は統合課程1日目午前の講義を担当させて頂いている時最後に必ず受講者皆さんに「どんなヘルパーさんになりたいですか?」を聞いて、応えてもらっています。なぜならこの最初の自分の想いを忘れないでほしいから。土屋で重度訪問をしていく中で、きっと壁にぶちあたることは皆さん多かれ少なかれあると思います。でもそんなときこそ初心に戻り、仲間に頼り、立ち上がってほしいのです。何歳になってもヘルパーとして人間として成長し、大切な人を守ってほしいのです。そのためにコミュニケーションが取れやすい環境を作ることが大事です。スタッフや現場の管理をするコーディネーターの1番の責務はみんなのこと、個人個人のことを聞く知ることだと思っています!皆さんコーディネーターにどんどん話しかけにいってください!!

3、さぁさぁ仲間の力をかりて幾度も立ち上がっていくあなたは介護難民を次々と助けていくスーパーマンだ!とまじで思っています。いつも支援をありがとうございます。会社にも慣れて前向きに柔軟に素直に頑張っているあなたには次々とチャンスが現れます。現場並びに、スタッフ教育やコーディネーター、マネジメントと本格的にヒトと密にかかわる機会がおおくなってきます。理想はそう簡単に手に入りません。問題にぶちあたることも多いでしょう。大体ヒトが原因でしょうか。自分を含めひとってほんとめんどくさいですから笑 頑張ってるのに報われない。うんうん、ありますよね。そんなときおすすめしたいのが「許し、享受し、助け合う」です。まず目の前の相手を許しましょう。そしてまるっと受け止める。そう簡単ではないかもしれませんが、訓練するとできるようになってきます。出来るようになるとどんなことでも感謝が湧いてきます。そしたら自然と手をさしのべてるでしょう。

そうやって、会社って、人って、チームって大きくなっていくんじゃないかなと思います。


P,S 【番外編】大切な人を思って読んでみてください。

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気づいているほうがいい
完璧を目指さないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人にうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難する資格が自分にあったかどうか
あとで 疑わしくなるほうがいい
正しいことをいうときは
少し控えめにするほうがいい
正しいことをいうときは
相手を傷付けやすいものだと
気づいているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には 色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そしてなぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい


田中春菜(平成2年3月生まれ29歳 3人姉妹の真ん中 京都出身滋賀育ち) 京都造形芸術大学空間演出デザイン学科卒業後、artのチカラで京都や滋賀の様々な地域活性化プロジェクトに参加。その後お金を貯めようと始めた夜勤の工場勤務は体力勝負の男性社会。繊細さが必要とされるガス溶接や最終重要検査等を担当しチームのサブリーダーに就任。2015年友人の「あなたには介護があうとおもう」の一言で未経験で介護の世界に飛び込む。高齢者施設にて慈悲の精神を育む。レクリレーション介護士2級、介護福祉士等取得。2018年7月ユースタイルラボラトリー入社。現場スタッフを経て全国各地で支援並びにコーディネート、マネジメントを担う。現在は兵庫でワーク。ライフワークとしてやってきた舞台やパフォーマンス、コンテンポラリーダンス、コーチングでの経験を生かし、リラックスマインドを大切にしながら、自らを「解放」し「潜在的に眠っている才能」を目覚めさせ「生きやすさ」に繋がり「在り方」を見直すきっかけとなるよう、共に成長し続けるチーム作りに貢献したい。趣味は、さんぽ、ひるね、落書き、子供と戯れること。


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