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介護のお仕事から学んだこと 謙虚さと強さと忍耐力

介護のお仕事から学んだこと 謙虚さと強さと忍耐力

川邉 会美



私が「介護」から学んだことといえば…ありすぎて語りつくせないほどなのですが、私自身の生活・職業技能もほとんどが介護から学び身に付けてきたものいっても過言でもありません。介護から学ぶことができることは、無限にあります。自分がお墓に入るまで一生続くことなのです(これは私の持論ですが…一度も介護という仕事や家族の介護を経験しない方もおられるかもしれません)。

介護から学べることを教えてくれた方々とは、両親であったり、祖父母や親戚、実際の職場の介護・医療に携わる職員であったり、自身が介護をしてきた利用者や、子供であったりもします。育児と介護という「ケア」は、生きる営みとして通ずるものがあります。

私は幼少期の3~4年間、祖父母とともに暮らした時期があり、親族間の事情により3つ下の従弟とほぼ一緒に暮らしていた時期もありました。祖父は、私とその従弟にも血の繋がりがなかったのですが大変お世話になったと思います。漫画の「じゃりん子チエ」の登場人物「てつ」にそっくりで、腹巻と下駄がお似合いのおじいちゃんと一緒に、花札や将棋をしたり、お風呂のない住宅に住んでいたので、毎日のようにお風呂屋さんに通ったりしていた時期がありました。
祖父は、長年の喫煙により肺疾患と持病の糖尿病も悪化し、歩行がままならなくなり70歳くらいまで働き、介護生活へ移行しました。その途中経過で、祖父が一人で生活していた時期があり、私が高校生の頃少し心配になり見に行くと、テレビを見て一人で過ごしていました。何かできることはないかと、煮魚とちらし寿司を作ってあげるととても喜んでいたのを覚えています。
この私の生涯過程が、介護の仕事を選択したきっかけだったのかもしれません。

短大を卒業し、初の社会人の仲間入りが介護老人保健施設で、それまでも、ボランティアや研修でいろいろな現場を経験し、介護や医療に関して知識や技術を看護師さんや先輩方から教わり、要領が悪くマイペースだったので初めは怒られることも多かったですが、「忍耐力がある」「根が強い」といわれたり、「どう?この仕事。苦じゃない?向いてるんじゃない。」といわれることも、多かったです。
いろんな仕事を、こなせるようになると「あなたはいろんなことができるかもしれないけど、できない子もいるのよ。教えていってあげて。」負けず嫌いで男勝り性格もあり、「謙虚さ」を教えていただいたのも、上司やお年を召された、もと経営者の利用者様であったり、とてもためになる経験をさせていただいたと思います。

在宅介護からは、「ターミナル」や「看取り」での、「疼痛緩和」「ふれあいやタッチングケア」「尊厳を守る」ことの大切さを学んでいます。介護に関わらず人と人との交流では、「コミュニケーションや思いやり」が大切です。意思疎通に関しては、高齢者・障害者・発達障害・乳幼児期・健常者においても、非言語での多用なコミュニケーションツールがあり、身近な生活で実用化されています。
恐れずに、向き合い、時間をかけてお互いを理解していくことが大切だということ。「挨拶・お礼・謝罪」必ずすること。人間だれしも完璧ではなく、間違えたり、勘違いをしてしまったり、相手を不快にしてしまうこともあるものです。そういう時は必ず、素直に謝るという、謙虚な心を忘れないことが大切だと思います。
あとは自己研鑽し続け、常に理想や目標を持ち続ける、善悪を見分ける洞察力を身に付けることも必要だと実感致しました。

一人一人の個性やその人らしさを大切にし、いろんなカルチャーを組み合わせた、ユニバーサルな空間で、清掃と整理整頓が行き届いた、清潔な住居空間で落ち着いた暮らしを送ることができるようサポートしていきたいです。


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