ユースタイルに転職

菊池和輝

私は高校卒業後、製造業や警備、電話営業など様々なお仕事に携わらせてもらいましたがそこで一番のやりがいを感じたのは、お客様から感謝される、自分の仕事で不便を感じていたり困っている人の手助けになるというところでした。

前職では体を壊してしまい、休職する事態になりましたが家族や周りの手助けがあってただ生きるためだけに仕事をこなすのではなく、自身のやりがいに沿ったお仕事に就きたいと思いました。
介護業界は介護を必要としている人に比べてヘルパーの深刻な人手不足が続いていると聞いていたので自分の存在が少しでも多くの人の役に立てる、未経験でも活躍の場がある業種に就きたいと思い、挑戦してみようと思いました。

重度介護は特に人の命を取り扱う場面が多く少しの怠慢や横着が人命に直結する仕事ですが、利用者様が私を必要とし私もまた必要とされてやりがいを感じられる、そんな人とのつながり寄り添う姿勢の大切さを実感できる自分が求めていた働き方があると知り未経験ではありますが介護業界へ飛びこんでみようと考えに至りました。

利用者様のお宅へお伺いするお仕事では対面のコミュニケーションが必要になってきますので挨拶はもちろんのことですが円滑に良好な関係を築くためには声のトーンや話題から利用者様やそのご家族の顔色をうかがい、時に空気を読んだり相手のお話を聞く姿勢をみせることも大事な部分であるということを前職で学びましたのでその経験を活かしつつ、あくまでヘルパーと利用者様という立場の線引を超えないようこのお仕事を務めていく中で自分の色として出していき利用者様に喜んでもらえるそして、まだ助けを必要としていてもケアを受けられていない方が大勢いる中で少しでも自分の力を発揮できるような人間になりたいと考えています。

現時点ではヘルパーとしても駆け出しでわからない事ばかりですが、少しづつ現場へ入って感じたことは自分が今まで気にかけていないところや日常的にこなしていたことでも利用者様によってはとても難しいことであったり逆に家事や料理を全くしてこなかった身としては勉強になることが多く、研修でも学びましたがご利用者様をできる限り自立した生活を望んでいるということを痛感しました。

ご利用者様が何を望みどんな生活を送りたいのか、そしてそれにどこまで応えられるのか、
これはやはり現場によって違いますし、実際の歩道で車椅子を押してみたり、お着替え、入浴介助など研修では体感できない部分がかなり多く毎日が新しい発見の連続で楽しくお仕事ができています。

すべての必要な人に必要なケアを与えられるよう知識や技術だけではなくいま自分が持っている人との繋がりや寄り添い合うことの温かみ、大切さを忘れずに色々なことに挑戦していきたいと思っております。

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