『部下は魯山さんのぷーじゃないですよ』
これは当時の上司に言われた言葉だ。
色々補足すると、ぷーとゆうのは私が飼っている犬の名前で、自他共に認める溺愛っぷり。
途中から母子家庭になってしまった事もあり、最低限の躾以外は『かわいそう』と思ってしまい、甘やかしていた。
それを知ってのこの言葉は、部下に対して
『甘い』『私の所有物ではない』とゆう事が言いたかったのだろう。
物事がうまく行っているときは、何でも楽しく進むが、歯車が狂って来たとき『厳しさ』がなければ軌道修正がかけれず、結果大切にしていたモノを手放さないといけなくなる。
それは本当に『優しさ』なのか?と問われると『甘さ』だったと思う。
それは仕事が変わった今も自分自身の課題であり続けている。
ただ『厳しさ』だけだとうまく行かないので、そこに真のリーダーの質が求められると思う。
私は人の上に立って仕事をする時は、下の人達の『生活歴』『価値観』を知る努力をするようにしていて、
社会人なら有無を言わさずGO!と行きたい所だが、物事の前後の説明をして、その人の価値観に沿うように伝えるようにしている。
人間、自分の欲しい言葉しか欲しくないものだと思うし、どんぐりを拾うのが得意な人、狩りが得意な人、色んな人がいて組織が成り立っているのだから。
一人一人の良い所を伸ばし、また新しい道を一緒に探し、愛のある厳しさを持ち合わせた人が、私の思うよきリーダーです。
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