非常勤から常勤へ、課せられた初仕事は・・!

樋口美帆


「コラム…コラムかぁ…苦手なんですけどぉ…原田さ~ん(上長)」って、心の声を漏らしつつ考えたテーマは『高い壁』。

皆さんは困難な壁に直面した時、どう乗り越えていますか?
私は、こうと決めたらがむしゃらに、自分の力で立ち向かいその壁を突破します。そのための努力は惜しみません。
ちなみに干支は【うり坊 亥年】猪突猛進そのままに~!!(笑)
…ここだけ読むと、この人負けん気の強い人だと思われそうですが、ただ単に人に頼ることが苦手なだけです。

そんな私が、初めて入った同行研修で直面した高い壁。
未経験ゆえの不安と焦りから、わずか2回の研修でその現場を外れ、そして人に頼ることで、また前へ進めた話をします。

その利用者様は、筋ジストロフィーの男性の方。
電動車椅子・人工呼吸器・喀痰吸引(医療的ケア)・リフト移乗・体位交換・排泄介助…先輩スタッフさんは手際よく介助され、私には聞き取りづらい言葉でも、会話をしながらコミュニケーションを取っていました。
私はといえば、「この介助を全部一人でするの!?」と圧倒され、焦って気持ちに余裕がなくなっていきました。

何をどう、どこから覚えればいいのか…
言葉が全然聞き取れず、どう接すればいいのか…
もしも、人工呼吸器にトラブルがあったら一人で対応できるのか…もしも…もしも…
介護未経験じゃ無理だよ…。
って、まぁ~見事なまでにネガティブ思考で心が折れました。
そして、この現場を外してもらい別の利用者様のところへ。


…だがしかし…ここで終わらないのが私!! (笑)

あれから約一ヶ月後、シフトにあの利用者様の名前が!?
「こっ…これは…やるしかないなっ!!」と。
一度この現場から離れたことで冷静になれ、前向きな自分を取り戻していました。
そして何よりも、何か悩み事や不安があれば、原田さん・堀江さん(上長)・先輩スタッフさんに相談すれば何とかなる!!と思わせてくれた方達に後押しされ、人に頼ることで得られた【独り立ち】でした。

最後に、これは同行研修中に利用者様から頂いた伝言です。
同行に来ている方に、一人立ちができるように頑張ってほしいと伝えて下さい。
色々なこと慣れるまで大変だと思うので。
介護って大変だと、介護される側の人は見ててわかると思います。
自分でも声が出ないなりに「あーやって、こーやって」って言えるので。

私は利用者様にも後押しされ、壁を乗り越えて今もこの現場を支えています。


おまけ…ちなみに同行研修5回で終わるはずもなく、この壁もドーンと乗り越えております。(笑

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